たまに聞かれる総集編について


コミケとかコミティアでたまに「総集編だす予定とかないんですか?」って聞かれるんですが、基本的には予定はありません。
やってもいいですが、その場合は「かかる経費全部持ってくれるならやりますよ(満面の笑み)」って感じです。
理由は2つ。
別にこんなことブログに書くなよとは自分でも思うんですが、いろいろ思うところもあるので何となく。
ただの愚痴みたいなもんです。仕事のストレスのせいでこんなもの書いたとでも思ってください。

1つは「まだ既刊在庫がある」。
そりゃ在庫処分終わってないのに総集編出そうなんて気にはならないです。これ書いてる時点で今まで出した4冊が各150冊ずつくらいは多分在庫として部屋の押し入れにあるわけです。C86でまた増えますが。
イベントに持っていく数量に限りがあるので来られた時にはたまたま既刊がなかったりするかもですが、COMIC ZINさんの委託分とかはまだ在庫あるので通販等でお買い上げ頂くか、次のイベントの時に覚えてたら買うくらいでいいと思います。

2つ目は「需要とコストの問題」。
基本的にイラストは外注していると思っていただければよくて、
「基本的にイラストはこの本にしか使いません、総集編もし出すなら再度連絡します」っていう文章を付けてるわけです。すでに連絡付かない人がいたりもします。
イラストOKがでたら総集編なので今度は写真を全部編集しなおしです。各巻単位では写真撮影の条件はほぼ同一ですが、全体を通してみればバラバラです。
カクテルページもレイアウトが全部違うのでフォーマット統一する必要ありますよね。
#04までにやったカクテルだけで40種類を超えてます。この夏で#05出したら50超です。これのデザインと調整するだけで相当な時間コストがかかります。
デザインを全部やって入稿の段階になると「何冊印刷するか」の問題が発生します。フルカラー120P100冊分くらいの印刷費、本業の手取り超えてるんですよ。かといって小数部にするといつものような800円/冊なんて無理です。グラフィックさんとかで「B5無線綴じ冊子フルカラー」で納期最大にして印刷費計算すると楽しいと思いますよ、とても。意外と印刷原価も高いんです。
別に値付けはそれぞれなので他のサークルさんがどうかは知りませんが、あくまでもうちの場合は「印刷費+原稿料+カクテル撮影時にかかったお金」を原価にして1冊単価計算した状態で、7割売れたら原価回収できるレベルで値段決めてます。残り3割が黒字分じゃないかと思うでしょうが、イベント参加費やら考えたらプラマイゼロくらいです。ちょっとくらい多いのはたまの飲み代にでもさせてください。
まぁ黒字だどうだは置いておいて総集編の需要なんてやったこともないので読めませんし、そもそも部数が少ないと2000円/冊とかになるわけですよ。普段から700円や800円で高いって言われることがあるうちの本をいくら総集編だからって2000円出す人なんて知れてますよ。

というわけで、やらない最大の理由はお金です。
なので冒頭のように「お金を出してくれるならやりますよ(満面の笑み)」になるわけです。

以上、お金って怖いね。でした。